国際未来医療臨床医学会 発足記念シンポジウム開催

当会の川上智史理事長が理事として参画している、一般社団法人 国際未来医療臨床医学会の発足記念シンポジウム『未来医療』が6月25日(日)に開催されますので紹介をいたします。

以下、シンポジウムページより転載。

2023 SIFCM(国際未来医療臨床医学会)発足記念シンポジウム – 国際未来医療臨床医学会 https://sifcm.org/2023sifcm/

 世の中は、目まぐるしく変わっています。 私たち医療人を取り巻く環境も、再生医療、ゲノム医療、免疫療法、mRNAワクチン、IoT、AIの導入など、新しい技術と知識の流入と共に大きく変わろうとしています。

 まさに「治療医学」から「予防医学」へと生まれ変わるパラダイムシフトが目の前までやってきています。 20世紀には現代医療から統合医療への扉が開かれ、多くの慢性疾患の治療成績が格段に上がりました。

 そして21世紀現在、予防・先制医療を中心に、アンチエイジング、ピンピンコロリ社会を目指す未来医療への扉が開かれようとしています。 

 2020年に始まったCOVID-19パンデミックは、人類社会に大きな影を落とす一方で、PCR検査, mRNAワクチンなど先進技術の飛躍的進歩をもたらしました。さらには、ステイホームで普及したオンラインゲーム機のGPU(Graphics Processing Unit)は、図らずもAIの心臓としてその演算処理速度を飛躍的に高めました。
今や世界は、センシング技術とAIを合体させたSmart Homeで、人体のBig-Data を収集して、Digital Health を構築する段階に入っています。ベッドが、呼吸・心拍・睡眠・などのバイタルサインを計測し、トイレが排泄物の代謝物質を計測します。
近い将来、健診のためにわざわざ病院に行く必要がなくなります。 これからの医療従事者は、従来の医療技術の習得はもちろんのこと、再生医療、ゲノム医療、mRNAワクチン、IoT、AI、そしてBig-Dataの取り扱いにも精通しなければなりません。
人類が百数十年かけて構築してきた診断学・治療学は、数年のうちにAIにとって変わられるかもしれません、そして人類はよりクリエイティブかつ未知な領域の医療技術の開拓に従事しなければなりません。

本学会は、従来の治療医学の枠にとらわれず、世界水準の未来医療を臨床に取り入れて、up to dateに進化していく。そのような人材の育成に力を入れ、人類のクオリティオブライフの向上に寄与することを目的と致しました。

当会発足を記念いたしまして、世界的に有名な古都・京都にてシンポジウムを開催致します。

 
大会長
福澤 嘉孝 新垣 実
副大会長
岡本 正人 川上 智史
 
講演者
代表理事 福澤 嘉孝 老化制御と健康寿命
代表理事 新垣 実  エンドカンナビノイドと植物性カンナビノイドの作用機序
専務理事 岡本 正人 癌に対する免疫・精密医療
専務理事 川上 智史 ブレインフォグに関して
理事   神保 太樹 感覚器障害関連研究の活用と展望
https://sifcm.org